メニュー

外資系エアラインCA - 航空業界専門の求人サイト「航空人WEB」

外資系エアラインCA

外資系エアラインCAの採用事情

 外資系エアラインとは、海外資本の航空会社のこと。日本に乗り入れている外資系航空会社は約80社あり、そのうち35社ほどが日本人客室乗務員を採用している(月刊エアステージ編集部調べ)。

 

 採用職種としては、客室乗務員のほか、機内通訳というケースがある。機内通訳を採用しているのはフィリピン航空やアリタリア‐イタリア航空など。機内通訳は通常、日本支社の予算で乗務し、1機に1~2名と少人数なのが特徴だ。

 

 外資系エアラインは、日本路線の新規開設や増便、欠員補充のためなどに、既卒者やCA経験者を対象に募集することが多い。外資系の中でも特に募集が多いのが、シンガポール航空、チャイナエアライン、中国系などアジア系と、エミレーツ航空、エティハド航空、カタール航空の中東系の航空会社だ。中東系の会社は例年1~4回という頻度で募集を発表している。

 

 外資系エアラインの日本人CAはもちろん国際線に乗務するが、会社によって乗務パターンが異なることにも注目したい。多くの会社では日本と本国を結ぶ路線に乗務するが、シンガポール航空やベトナム航空のように海外ベースの会社もあれば、チャイナエアアインや大韓航空のように日本ベースの会社もある。さらに、キャセイパシフィック航空や中東系エアラインでは、海外ベースでその会社の全就航路線に乗務するのが特徴だ。

 

 外資系エアラインのCAに求められるのは、「英語力」と「日本人らしさ」。外資系エアラインでは、入社後の訓練や会社からの連絡、機内での意思疎通などすべての場面で英語を使うため、英語力は必須である。「日本人らしさ」が重視されるのは、外資系エアラインを利用した日本人乗客が、心地よく安心して空の旅ができるように手助けをする役割を担うためだ。

 

外資系エアラインCAの採用試験

 外資系エアラインの採用試験では、多くの場合、最初の書類選考の時点でかなり人数が絞られる。一般的な提出書類は、和文履歴書、英文履歴書、カバーレター、全身写真だ。最近では独自のエントリーシートを提出させる会社や、WEB上でオンライン登録させる会社も増えてきた。なお、全身写真は応募要項に記載されていなくても提出すること。また身長や視力に制限がある会社もあるので、履歴書には身長、視力を明記することだ。

 

 書類選考を通過すると、筆記試験や面接を受ける。面接はグループ面接やグループディスカッションだけでなく、多くの会社で個人面接も実施。本国から人事担当者が来日して選考が行われる場合は、英語を交えての面接になる。接客適性に加え、訓練や業務を行う上で充分な英語力があるかどうかも判断されるのだ。

Copyright©航空人WEBAll Rights Reserved. login