メニュー

国内エアラインCA - 航空業界専門の求人サイト「航空人WEB」

国内エアラインCA

国内エアラインCAの採用事情

  日本の航空会社というとANAやJALを思い浮かべる人がほとんどだと思うが、実は日本には、他にも数多くの航空会社がある。その中で客室乗務員(CA)を採用しているのは、ANA・JALを含め22社(2020年5月現在)。大きく分類すると、ANAグループ、JALグループ、上記以外の独立系航空会社、LCCに分けられる(LCCについては別の項目を参照)。

 

 ANAグループの航空会社は、羽田をベースに国際線と国内線を運航するANA、大阪(伊丹)・名古屋(中部)・福岡を拠点に国内線のみを運航するANAウイングス(AKX)、成田を拠点にアジア路線やリゾート路線の国際線を運航するエアージャパン(AJX)の3社。(*1)

 

 JALグループの航空会社は、羽田や成田を拠点に国際線・国内線を運航するJAL、大阪(伊丹)を拠点に国内線を運航するジェイ・エア(J-AIR)、鹿児島を拠点に離島路線を含む西日本路線を運航する日本エアコミューター(JAC)、那覇を拠点に沖縄地方と日本各地を結ぶ日本トランスオーシャン航空(JTA)、同じく那覇を拠点に県内外の離島路線を運航する琉球エアーコミューター(RAC)、札幌(丘珠)を拠点に道内路線を中心に運航する北海道エアシステム(HAC)の5社。(*2)

 

 以上のANA・JALグループのほとんどの会社で、新卒・既卒とも採用がある。例外はCA経験者のみを採用するAJXと、この数年募集のないJACだ(JACは2020年3月、7年ぶりに既卒者を募集した)。

 

 独立系航空会社では、スカイマーク(SKY)、エア・ドゥ(ADO)、ソラシドエア(SNJ)、スターフライヤー(SFJ)、フジドリームエアラインズ(FDA)がほぼ毎年新卒・既卒ともCAを採用。

 

 採用規模は事業規模に比例し、ANAやJALならば新卒だけで数百人。独立系の会社ならば、十数名~50名程度のことが多い。なお、「女性の職業」というイメージが強いCAだが、最近では日本の航空会社でも男性を採用する会社が増えている。特にSKY、ADO、SNJ、SFJといった独立系では多くの男性CAが活躍している。また、JALでは2017年度、ANAでは2019年度より新卒の男性がCAに採用されている。

 

国内エアラインCAの採用試験

  接客業であるCAの採用試験で最も重視されるのは面接だ。とはいえ、応募者が多いため、面接の前に書類選考を実施する会社がほとんど。書類選考後の最初の面接は、ほとんどの会社が受験者3~6人のグループ面接。そこでは第一印象や接客適性などがチェックされる。

 

 英語力については、国際線を運航するANAやJALなどに限らず、最近では国内線の外国人利用者も増えているため、国内線中心のエアラインのCAでも英語力が重視される傾向にある。志望者はTOEICや英検を受検し、英語力を証明できるようにしておきたい。

 

*1 PeachもANAグループであるが、ここではLCCの項目で説明する。

*2 ZIPAIR TokyoもJALグループであるが、ここではLCCの項目で説明する。

Copyright©航空人WEBAll Rights Reserved. login