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ベトナム航空日本支社 外戸口ユキナリさん - 航空業界専門の求人サイト「航空人WEB」

ベトナム航空日本支社 外戸口ユキナリさん

 

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SNSを活用して情報や感動を共有 日本とベトナムの架け橋になりたい

 

ベトナム社会主義共和国の国営航空会社として1993年に設立。フラッグキャリアとして、現在ベトナム国内21、海外30の都市を結ぶ計100路線を運航。現在、日本においては成田、羽田、関西、中部、福岡からハノイ線、成田、関西、中部、福岡からホーチミン線、成田からダナン線を運航している。

 

 

 

Photos by Yoshioka Atsushi Text by AIRLINE

月刊エアライン2024年4月号(2月29日発売)より転載

imatoki46 002ベトナム航空のゴールデンロータスは国花である蓮がモチーフで、高品質を表す黄金に輝く。「CAや地上職員もサービスに対する向上心が高いと感じます。日本人にも心地のいい細やかなサービスをぜひ、体感してもらいたいですね」

ベトナムでの感動体験が源流

外戸口(けどぐち)さんが航空業界に興味を持ったのは、幼少期に触れたドラマや映画がきっかけ。人と接することが好きだったこともあって地上職員を目指していた折、友人からベトナム航空の求人を紹介されたという。


「以前に旅行で訪れたベトナムの記憶が蘇りました。美しい自然景観、豊かな文化、歴史的な遺産、そして活気ある街並みとおいしい食べ物...そんな魅力あふれる国のナショナルフラッグキャリアであるベトナム航空に強く惹かれました」


中部国際空港にてベトナム航空のエアポートスタッフとして地上職を務めたのち、日本支社(東京)へと異動になった。現在の仕事は、SNSやウェブサイトを通じてベトナム航空のサービスやベトナムの魅力を発信する広報業務が中心で、他にもマイレージプログラムに関する業務や、パートナー企業への営業活動にも携わる。ベトナム航空では、X(旧Twitter)、Facebook、TikTok、Instagramと4種類のSNSにて情報発信をしているが、それらすべてを3人のチームで担当。アプリのカラーや利用層にあわせたアプローチを日々研究している。


「会社を代表して発信する立場なので、正確かつわかりやすい情報発信に努めています。イレギュラー時には運航に関する情報をリアルタイムで発信するなど信頼性を高めながら、一方でベトナムの魅力を広く知っていただくツールとしても積極的に展開しています」

 

imatoki46 003日本国内のパートナー企業とのやりとりなども担当。日本就航30周年となる今年は、キャンペーンやセールも予定されているという。SNSやHPで最新情報を要チェックだ。

日本就航30周年の節目に

この仕事に必要な要素として、「アイデアの発案力・情報収集力・プレゼンテーション力」と3つの力を挙げた外戸口さん。航空業界にとどまらず、身の回りの小さな事象から世界全体で起こっているグローバルな出来事まで目を配り、自ら考え、肉付けしたアイデアを社内外にどのようにプレゼンするか、という一連のプロセスが肝要だという。さらに、優先順位を正しくつけて自らの業務を迅速かつ確実に終えることで、チームのサポートにもまわれるような存在になれるように心がけている。情報共有やちょっとした会話から新しいアイデアが生まれるのも、チームで働く醍醐味だ。

 

外戸口さんにベトナムの魅力は?と質問したところ、「すべてです。なにかひとつに限定するのはもったいないです」と力強い回答が。昨年2023年は日本とベトナムの外交関係樹立50周年という節目の年だった。そして、2024年は、ベトナム航空が1994年11月、大阪=ホーチミン線にて日本に就航開始してから30年というアニバーサリーイヤーだ。


「就航以来、お客様とパートナー企業に支えられ、日越間の友好・ビジネス・文化関係をつなぐ役割を担ってきました。今までのご愛顧に感謝した、30周年ならではのプロモーションやイベント、SNSを活用した情報発信を通して、より多くの方々にベトナムを訪れていただくことが私の目標です」


ベトナムとの距離をさらに縮めるために、現在、ベトナム語検定に向けて猛勉強中と語る外戸口さん。自らも魅せられたベトナムというデスティネーションと日本を結ぶ、夢のある仕事に情熱を燃やしている。

編集後記


2024年に日本就航30周年を迎えるベトナム航空。3月に運航された鹿児島=ハノイのチャーター便に次いで、5月には島根・出雲=ハノイのチャーター便も予定されており、主要都市のみならず地方路線への拡充も精力的だ。そんな同社の日本における広報をチームで一手に引き受ける外戸口さん。実は、筆者はこれまでベトナム航空が関係するイベントで度々外戸口さんを見かける機会があった。フットワークが軽く、ユーモアがあってにこやか、というのが外戸口さんの、ひいてはベトナム航空の印象となっていたから、広報業務の重要さは想像以上に大きい。航空会社の窓口となる人が、その国への愛にあふれた人物だと信頼感が増すというものだなと、今回改めて感じた。最後に、外戸口さんおすすめのドゥン コノー産コーヒーは、日本国内の大手コーヒーチェーン店でも採用されているようだ。ベトナムコーヒーマニアの外戸口さんが「豊かな香りと甘みのある味わいが特徴」とオススメする一杯にも興味がわいた。

今回お話をうかがった方

ベトナム航空 日本支社
マーケティング&セールス部
シニアスタッフ
外戸口ユキナリさん

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中部国際空港にてベトナム航空のエアポートスタッフとして勤務したのち、2021年2月から日本支社(東京)にて現職。広報やマイレージプログラムに関するパートナー企業への営業活動に従事。

 

【プライベート】

ベトナム出張の際にコーヒー豆やコーヒーカップを集め、自宅でベトナムコーヒーを堪能しています。ラムドン省にあるドゥン コノー産コーヒー豆がおすすめです。

 

【座右の銘

及ばざるは過ぎたるより勝れり

私と同じ愛知県出身である徳川家康の格言です。「足りていない」と自覚することで生まれる挑戦へのモチベーションこそが成長につながると考えています。

     

 

 

 

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