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仙台国際空港株式会社 福田 拓洋さん - 航空業界専門の求人サイト「航空人WEB」

仙台国際空港株式会社 福田 拓洋さん

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2016年7月の民営化から5年が経った仙台空港。今回訪ねたのは、その運営会社である仙台国際空港(株)で航空営業の仕事に就く福田さんだ。空港にとって「お客さま」とは、就航する航空会社や利用する乗客ということになるが、福田さんの仕事はこうした各方面に仙台発着路線をアピールすることで、就航路線や便数、そして利用者を安定的に増やしていくことである。

photographs by Tanaka Yoshikazu

月刊エアライン2021年8月号(6月30日発売)より転載

fukudasan部署名から分かる通り、ネットワーク拡充や路線の認知度を高めるための様々な仕事に取り組む福田さん。「東北全体の活性化につながる、やりがいのある仕事です」と話す
※撮影時のみマスクを外しています

Q:仕事内容を教えてください

 私の仕事は、仙台空港の航空路線を広げること、そして路線の維持・安定化のためにお客さまを増やすことです。これは単に仙台空港の収益アップを目指すというだけではなく、新しい路線が増えれば、これまで結びつきの少なかった国や地域と東北地方の交流が盛んになり、観光客やビジネス客の往来が増え東北全体の発展・活性化へと繋がっていきます。航空会社へ新規路線や増便の提案を行なうこともあり、自分の提案を理解していただき仙台空港の発着便が充実した時は一番うれしいですね。非常にやりがいのある仕事だと思っています。

 このほか、飛行機を使ってくださるお客さまを増やすための取り組みも企画・実行しています。例えば路線をPRするイベントや搭乗キャンペーンを企画したり、ウェブや交通機関など様々な媒体に広告を出すことでも路線の認知度向上と安定化に努めています。

Q:この仕事を志したきっかけはなんですか?

 私の場合は少し珍しい例かもしれませんが、名古屋の出身で学生時代から自動車産業に触れる機会が多かったため、漠然と自動車業界を志望するようになり、大学卒業後は自動車メーカーへ就職しました。

 その後、結婚を機に妻の実家がある東北地方へ転居することになり、地域の発展に貢献できる仕事がしたいという思いから、空港の地域に対する貢献、役割に魅力を感じ仙台国際空港で働くことに決めました。

 飛行機についても興味がなかったというわけではなく、旅行などで年に10~20回乗るほど大好きな乗り物で、今は飛行機に携わる仕事ができてとても充実した日々を送っています。飛行機や空港ってかっこいいですよね。

Q:日頃どういったことを心がけて業務に取り組んでいますか?

 冒頭でお話ししたような私たちの仕事には、航空会社との連携はもちろんのこと、地元自治体や企業、団体などから協力を得ることも非常に重要です。日々多くの方々とコミュニケーションを取り、お互いを理解し、良い関係を作っていくことを心がけています。異なる業種や環境の人とたくさん交流が持てることも、この仕事のおもしろい部分の一つです。

omamori就航先の地域に出かけた際に手に入れたおまもり。「これから行けるところが増えるといいですね」

Q:今後の目標を教えてください

 現在は新型コロナウイルスの影響で航空需要は落ち込んでいますが、少しでも早く回復に向かうよう、引き続き効果的な企画をつくり実行していきたいです。  そのための新しい取り組みとして、データの収集と分析を始めています。例えば、ある路線がどのようなお客さまに多く使われているのか、どの地域のお客さまがどのような目的で搭乗しているのかなど、アンケート調査などから膨大なデータを集めて分析していく作業です。

 ときに直感も大事ですが、客観的なデータがあると説得力が増し、ターゲットを明確にすることができます。今後もこうしたデータ収集に取り組んでいくとともに、私自身としてもより詳細な分析を行なうための手法を勉強していきたいです。

Q:航空業界を目指す学生さんへ

 航空業界というと航空会社の仕事をイメージする方が多いと思います。しかし、航空業界には本当に多種多様な仕事が存在しています。私自身も空港で働き始めて、その範囲の広さに驚きました。学生の皆さんにはぜひ幅広く情報を収集して、航空業界全体への視野を広げていってほしいと思います。

 また、ウェブで情報を集めるだけでなく、実際に足を運んでみて雰囲気を感じることもとても大事です。ご自身のやりたいこと、将来像をイメージしながら焦らずゆっくりと考えてみるのが良いのではないでしょうか。仙台空港にもぜひ遊びに来てください!

編集後記

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 空港運営の民営化(コンセッション)が進展する近年のトレンドの中で、その先駆け的な存在となったのが2016年7月の仙台国際空港(株)の事例だった。運営権を持つ空港会社が主体的に就航ネットワークを広げ、利便性を高めて利用者の支持を獲得していく「航空営業」という福田さんの仕事は、まさに仙台空港そのものの価値を高めていく核心。たとえば航空会社の安全運航を様々な部署のプロフェッショナルが支えているように、空港においても多種多様な仕事がその運営を支えているのだ、そんなことを実感した今回だった。

今回お話をうかがった方

仙台国際空港株式会社
航空営業部 航空営業グループ
福田 拓洋さん

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出身は名古屋で、自動車産業が盛んな土地柄ゆえに大学卒業後は自動車メーカーにて7年間勤務。東北への縁から活躍のフィールドを仙台空港へと移したのは2019年で、路線拡大に日々邁進している。

 

【リフレッシュ方法】

普段デスクワークが多いので、休みの日はなるべく体を動かすようにしています。仙台市内の豊かな自然の中を散歩するのも楽しいですし、最近ではジムにも通い体を鍛えたりしています。当面の目標はフルマラソンを完走することです。

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