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オリエンタルエアブリッジ株式会社 後藤 亜理沙さん - 航空業界専門の求人サイト「航空人WEB」

オリエンタルエアブリッジ株式会社 後藤 亜理沙さん

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「島と本土の空の架け橋(エアブリッジ)」として長崎の離島路線を中心に運航するオリエンタルエアブリッジ(ORC)。

今回ご登場いただくのは、客室乗務員の後藤亜理沙さん。

空の安全を守りながら乗客第一のサービスを提供できるCAの仕事に魅力を感じORCへ。限られたフライトタイムのなかでも、親しみやすくあたたかいORCらしさを伝えたいと意気込む。

photographs by Akira Fukazawa

月刊エアライン2021年6月号(4月30日発売)より転載

gotohsan出社するとまず、その日の旅客情報や業務連絡、フライト情報などを確認し、ブリーフィングに臨む

Q:仕事内容を教えてください

 ORCの拠点は長崎空港と福岡空港の2空港です。長崎空港を主基地とするCAは、DHC-8-200を使用して長崎県の離島である壱岐・対馬・五島福江を結ぶ便に1日2~6便乗務しています。一方、福岡空港を主基地とするCAは、DHC-8-400を使用して対馬・五島福江・宮崎・小松を結ぶ便に1日4~6便乗務しています。

 お客様を機内へご案内する前には、客室の状態やサービス品の搭載・清掃状況など、多くの確認作業を行ないます。路線によってはキャンディーやドリンクサービスを行なっていますが、コロナ禍という状況を踏まえ、衛生面への配慮やお客様との距離には細心の注意を払っています。

Q:この仕事を志したきっかけはなんですか?

 就職活動の際、華やかな航空業界になんとなく興味を持っていたものの、自分には無理だと思い受験しませんでした。別の職種に就職してからも、何の仕事がしたいのか、どのような仕事が向いているのかをずっと考えていましたが、様々な業務を経験していくうちに、接客をしている時が一番楽しく、やりがいを感じることに気がつき、ずっと興味があった航空業界への転職を決めました。空の安全を守る一員であり、お客様のことを第一に考え行動できる客室乗務員の仕事に魅力を感じたためです。航空業界にはやりがいをもって楽しんで仕事をしている方が多いことも印象的でした。

Q:日頃どういったことを心がけて業務に取り組んでいますか?

 限られた時間の中でも親しみやすく温かいORCらしさを感じてもらえるような機内の雰囲気づくりを心がけています。小型旅客機の魅力は、一人ひとりのお客様との距離が近いことです。お客様の役に立てることはないか考え行動するとともに、安全かつ快適な機内環境を実現するためにクルーとのコミュニケーションや、安全を優先させた機内マネジメントを行なうよう意識しています。

 社内には、航空業界だけでなく様々な経験を持った社員が多く在籍しているので、いいところを吸収して日々の学びを大切にし、お客様が「また乗りたい」と思うサービスを提供していきたいですね。

Q:今後の目標を教えてください

 ORCをより多くのみなさまに知っていただきたいと思っています。長崎の離島の生活を支える航空会社として、離島や就航地の魅力をお伝えしていきたいですね。

 機内では、就航地を紹介するCA手書きの「CA HANDMADEMAP」を配付しています。バレンタインデーや節分などのイベント日には、福岡発着路線のQ400の機内前方に折り紙でデコレーションをしているので注目してみてください!

 私自身の目標としては、安全に関する知識はもちろん、飛行機のことから接客のことまで幅広い知識と技術を身につけ、みなに頼られるチーフパーサーになりたいです。イレギュラー時にこそチーフパーサーとしての対応力や真価が問われると思いますので、日々学ぶことを惜しまず、向上心をもって努力を続ける心づもりです。人員が増え、変化していく組織の中で、今まで経験したことのない業務や苦手なことにも挑戦し、成長していきたいですね。

Q:航空業界を目指す学生さんへ

 自分に自信が持てなかった私ですが、自分を変えたい、失敗したとしても後悔したくないという思いで航空業界へ挑戦することを決意しました。その勇気を出したことで、現在客室乗務員としてやりがいをもって働くことができています。

 今はコロナ禍で大変な時期ですが、きっと今後につながると信じて、今いる場所での経験を大切に、夢をあきらめずに頑張ってください。私も前職で経験したことはなにひとつ無駄になっていません。雲外蒼天!頑張っていれば、きっと青空が広がります。いつかみなさまの夢が叶い、一緒に働ける日を楽しみにしています。

 

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☆Pick Up 後藤さんのモチベーションアップグッズ☆

 

ORCのフライトタグと、同期がプレゼントしてくれた後藤さんだけのフライトタグを身につけてモチベーションアップ。

編集後記

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 搭乗前のCA間のブリーフィングでは、後藤さんと同僚CAが緊急時についての確認事項やその日のフライトの目標などを共有していました。

 後藤さんは、入社2年目の2020年にキャビンの責任者であるチーフパーサーにあたる主客室乗務員資格を取得しています。「ORCではチーフパーサーや責任のある仕事を任せてもらえるので、若いうちから経験を積むことができ、一人ひとりの個性を発揮できる場があります」と笑顔。

 客室乗務員を目指すきっかけとなった「失敗してもいいから自信のない自分を変えたい」という思いどおりに、とびきりの笑顔で乗務を楽しんでいる姿が印象的でした。

 

今回お話をうかがった方

オリエンタルエアブリッジ株式会社
客室部 客室2課
後藤 亜理沙さん

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大学卒業後、地方銀行勤務を経て、2018年にORC入社。 客室乗務員資格を取得後、2020年には主客室乗務員資格を取得。現在は主にDHC-8-Q400に乗務する。

 

【リフレッシュ方法】

お肉をお腹いっぱい食べることです。家でステーキを焼くこともあります。休みの日は友人とスノーボードや温泉に行ったり、美味しいものを食べに出かけたりします。

 

【座右の銘】

雲外蒼天

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