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株式会社ZIPAIR Tokyo 杉本 由紀さん - 航空業界専門の求人サイト「航空人WEB」

株式会社ZIPAIR Tokyo 杉本 由紀さん

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2020年6月の貨物便就航を経て、同10月16日成田=ソウル線で旅客便としての運航をスタートさせたZIPAIR。
今回ご登場いただくのは、客室乗務員の杉本 由紀さん。
一期生として乗務しつつ、OJTインストラクターを兼務。風通しのよさを大切にした、新しい社風づくりに意欲をみせる。

photographs by Fukazawa Akira

月刊エアライン2021年3月号(1月29日発売)より転載

sugimotosan白湯とコーヒーのタンブラーをいつも携帯。ハワイ線に乗務した際に、マカダミアフレーバーのコーヒー豆を買ってくるのを楽しみにしている

Q:仕事内容を教えてください

 現在、ZIPAIRはバンコク、ソウル、ホノルル線に就航しています。週1、2回乗務しながら、ゲートでのパスポートチェックをはじめとする地上業務にも携わっています。

 ZIPAIRの客室乗務員は、本来の客室乗務員業務に加え、空港旅客サービス業務やサービス企画業務なども担当します。オフィスで働く際は9時~18時の勤務ですが、フライトに出ると日帰りできるのはソウル線のみで、バンコクとホノルルは3日間の乗務となります。

 地上業務とフライトを両立させるのは大変ですが、所属チーム内での引継ぎを密にしつつ、自分たちでも働きやすい環境作りを工夫しています。

Q:この仕事を志したきっかけはなんですか?

 子供の頃、母の実家がある中国のハルピンを訪れるために飛行機に乗る機会が多く、客室乗務員に憧れを抱いていました。大学時代の先輩の影響もあり、航空業界を目指したものの、その際は縁がなく…。地元岡山県のテレビ局に就職しましたが、やはりエアラインで働きたいと思い、日系LCCに入社しました。その後、日系フルサービスキャリア(FSC)で働く機会もあったのですが、自分がより自然体で働ける職場はFSCよりもLCCだと考え、ZIPAIR一期生の募集にエントリーしました。

sugimotosanオフィスはフリーアドレス。会社の規模的に他部署との接点も多く、近くに西田真吾社長が座ることも

Q:日頃どういったことを心がけて業務に取り組んでいますか?

 これは私だけではなく、ZIPAIR の客室乗務員みんなで言っていることですが、「風通しのいい会社にしたい」と心がけています。ZIPAIR は2018年に立ち上がった新しい会社です。私たちの作る雰囲気は、この先のZIPAIRに繋がっていきます。先輩だからと言って臆するのではなく、きちんとコミュニケーションがとれるような環境作りをしたいと思いますし、実際にそういった社風を感じながら働くことができています。

 また、新しい会社なので誰もがいい意味でビギナー。分からないことはどんどん質問し、情報を共有していこうという雰囲気があります。これからも、しっかりと意見や考えを口に出し、後輩にも「なんでも言ってね」と言える風通しのよさを大切にしていきたい ですね。

Q:今後の目標を教えてください

 一期生として、ZIPAIR という航空会社を大きなものへ作り上げていきたいと考えています。現在、OJT(On the Job Training)インストラクターを務めていますが、社員数が多くないこともあり、責任ある仕事を早くに経験することができています。入ったからには上を目指し、先任客室乗務員、さらにはその先の教官まで目標にしたいと思います。

 また、身のまわりには向上心が高く、積極的な方がとても多く、年齢を重ねても語学を学んでいる方や、憧れの場所へ旅行に行くために頑張っている方など、刺激を受ける話がたくさんあります。私も負けじと突き進んでいきたいと思います。

Q:航空業界を目指す学生さんへ

 航空業界への就職を考える際に、まず大手航空会社を目指す方が多いと思います。私はLCCとFSCを経験したうえで、LCCが楽しく働ける舞台だと思い、今、ZIPAIRで飛んでいます。FSCに行くことができなかった時の選択肢としてLCCを選ぶのではなく、企業研究の段階でどの航空会社でどんなふうに働きたいのかを考えてみてください。

 仕事は人生で一番長い時間関わるものですので、ぜひ楽しいと思いながら仕事をしてもらいたいと思います。ZIPAIRなら、それができますよ。私たちも「ZIPAIR楽しそうだな」と選んでもらえるような社風づくりをリードしていきたいと思います。

 

編集後記

sugimotosan

ユーモアを交えた語り口で取材現場に笑いを巻き起こしていた杉本さん。面接を受ける際のアドバイスとして「印象に残ること」を挙げてくださいました。台本のように用意してきた言葉を面接官に伝えるのではなく、自分の言葉で「会話」をすることを大切にしてらっしゃるとのこと。自然体の姿を見て「一緒に働きたい」と思ってもらえれば、入社後も自分らしく働くことができる…複数の会社で働いた経験を持つ杉本さんならではの納得のアドバイスでした。

 

今回お話をうかがった方

株式会社ZIPAIR Tokyo
Passenger Operation Team
杉本 由紀さん

sugimotosan

4年制大学卒業後、地方テレビ局勤務を経て国内LCCへ入社。その後、既卒入社で日系フルサービスキャリアの客室乗務員を経験し、2019年にZIPAIR客室乗務員の一期生として入社。現在、OJTインストラクターも務める。

 

【リフレッシュ方法】

休みの日にドラマをまとめて視聴してリフレッシュしています。友人と月に1回のペースで続けている都内のカレー店めぐりも楽しみです。最近おいしかったのは、リゾットカレーですね。


【座右の銘】

やらぬ後悔よりやる後悔

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