メニュー

スカイマーク株式会社 谷 明憲さん - 航空業界専門の求人サイト「航空人WEB」

スカイマーク株式会社 谷 明憲さん

skymark_main

新ブランド戦略「YOUR WING.」を掲げ、去る11月29日には初の定期国際線を開設したスカイマーク。

今回ご登場いただくのは、客室企画課の谷さん。

武器である英語力を活かし、国際線のケータリング業務に携わるとともに、客室乗務員の乗務パターンの土台作りから、上質なサービスを提供するための環境作りに取り組んでいる。

photographs by Fukazawa Akira

月刊エアライン2020年2月号(2019年12月28日発売)より転載

skymark職場は羽田空港内のオフィス。客室企画課の他の担当者のサポートで、機内販売品の搬入業務などを行なうこともある。10時から18時30分までの勤務で土日休み

Q:仕事内容と1日のスケジュールを教えてください

 私が担当している業務は大きく分けて2つあります。ひとつは、客室乗務員の乗務パターンの土台を作る仕事です。客室乗務員の勤務形態というのは、例えば羽田から福岡に飛んで、福岡から沖縄、沖縄から神戸に飛んで、その日は神戸に宿泊といった具合で変則的です。こういったパターンがいくつかあるのですが、その大本となる土台を作るのが客室企画課の業務のひとつです。今年4月に配属となり、今は先輩に指導していただきながら勉強をしている段階です。

 もうひとつは11月29日に就航した成田=サイパン線の国際線に関する業務です。就航先であるサイパンの機内食・ケータリング業務の調整を行なっています。初便の前日には現地のケータリング会社へ出向き、今後のオペレーションのフロー確認や準備・搭載の作業に立ち会いました。現地とのやり取りはすべて英語です。英語は中学生の頃から興味を持ち、大学では専攻していましたので、語学力を活かした仕事ができています。

Q:この仕事を志したきっかけはなんですか?

 小学生の頃、両親に地元の大分空港に連れて行ってもらった時の光景が印象に残り、飛行機ってかっこいいなという思いが芽生えました。最初はパイロットになりたかったので、それならば英語ができないといけないと独学で勉強を始めました。身体的な事情でパイロットの夢は断念しましたが、縁あって航空会社で働くことができています。

 スカイマークはグランドスタッフもランプハンドリングもすべて自社で賄っているので、ひとつの会社の中で運航を支える色々な部署の方と関わることができます。そういう環境の中で働くのは楽しいですね。

Q:日頃どういったことを心がけて業務に取り組んでいますか?

 飛行機に乗るということは、非日常的なできごとです。お客様にとって飛行機は特別なものということを忘れないように業務にあたりたいと考えています。私は直接お客様と接する職種ではありませんが、できるだけ負荷がかからない効率的な乗務パターンを作り、客室乗務員が働きやすい環境を整えることが、最終的にはお客様のための最高のサービスにつながるのではないかと考えています。

 また、国際線に関しても、機内食はやはりフライトの中でも特別なものなので、お客様の喜びや感動につながるものを提供できるような仕事をしたいと強く思っています。

skymark英語力だけでなく、留学の際に身につけたグローバルなコミュニケーション能力も、国外の会社とやり取りする際には大いに役に立っているという

Q:今後の目標を教えてください

 今回、スカイマークは初めての定期国際線就航に漕ぎ着けました。今後、さらに事業を展開していく中で、自分の出せる力をもっと発揮して、その一翼になり続けたいという思いがあります。

 今は英語を業務に活かせていますが、それだけでは自分の武器としては足りません。会計学だったり別の言語だったり、今の自分にない武器をこれからどんどん身につけたいと思い、今は中国語を独学で勉強しています。大学時代から勉強が成果に現れる実感を体験してきたので、勉強って大事だなという意識が常にあります。社会人になって仕事が毎日忙しく大変ですが、隙間時間を見つけ、自分の能力を高めることができる、自分磨きのための勉強を続けていきたいと考えています。

Q:航空業界を目指す学生さんへ

 私は大学時代に色々な経験がしたいと思い、アメリカに留学しました。外に出ることで、自分がいた場所の良いところ、悪いところに気づき、他の文化や環境と比較することができるようになります。そうすることで、今まで自分になかった新しい価値観を持つことができました。今、留学や親元を離れての進学など、新しい環境にチャレンジしたいと思っている方は、ぜひ挑戦してほしいと思います。

 また、「こんなことをしても直接空の仕事には関係ないんじゃないか」と思うことでも、もしかしたら将来、航空業界に入った後に役に立つ場面に出くわすかもしれません。やはり、まずはチャレンジする精神を大切にしてほしいと思います。

 

skymark

☆Pick Up 谷さんがいつも必ず持ち歩いているもの☆

 

スカイマークカラーで揃えた手帳とペン。メモをとるという習慣を身につけるため、いつでも持ち歩くようにしている。

今回お話をうかがった方

スカイマーク株式会社
客室本部 客室業務推進部 客室企画課
谷 明憲さん

skymark

2018年に新卒で入社。グランドスタッフやランプハンドリングといった1年間の現場研修を経て、2019年4月に客室企画課に本配属となる。

 

【リフレッシュ方法】

週3~4日は仕事終わりに1時間ほどランニングをしてリフレッシュ。休日はレンタカーやカーシェアでドライブを楽しむ。来春を目処にマニュアル車をマイカーに迎えたいとか。


【座右の銘】

Fly with your Dreams

飛行機に携わる仕事がしたいとずっと思ってきました。ご縁があって、今こうしてスカイマークで働くことができています。自分が飛行機に夢を貰ったように、お客様にとっても飛行機は特別なもので、色々なドリーム、想いを運んでいます。それをいつも忘れないようにしたいですね。この言葉は私の代名詞であり、キャッチコピーだと思って大切にしています。

Copyright©航空人WEBAll Rights Reserved. login