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フィンエアー リントゥマキ 智花さん - 航空業界専門の求人サイト「航空人WEB」

フィンエアー リントゥマキ 智花さん

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今回ご登場いただくのは、ヘルシンキのフィンエアー本社で働くリントゥマキ智花さん。
アジア・パシフィック地域のデジタルセールスを担当している。
日本の大学卒業後にフィンランドへ渡り、「世界と日本を繋ぐ仕事」への憧れを航空会社で実現。多種多様な文化に触れながらフィンエアーにおけるデジタルセールスの発展・促進に注力している。
航空人の活躍の場は日本にとどまらない。

photographs by Finnair

月刊エアライン2019年11月号(9月30日発売)より転載

finnair行ったことのない場所に行ったり、新しい文化に触れたり、経験したことのないことをするのが好きなリントゥマキ智花さん。航空業界への憧れもその探求心から生まれた

Q:仕事内容と1日のスケジュールを教えてください。

 私はデジタルセールスアナリストとして、アジア・パシフィック地域においてデジタルセールスを発展・促進させる仕事を担当しています。担当地域ごとのセールスを分析し、マーケットやターゲットとなる消費者を研究。その結果を照らし合わせながら本社の様々な部署や各支社と連携をとりつつ戦略を立て、実行しています。1日のスケジュールは日によって異なりますが、ほとんどが各支社、他部署、ディベロッパーとのコラボレーションで占められています。分析や研究、キャンペーンのコーディネーションなどはミーティングの合間に柔軟にこなしています。

Q:この仕事を志したきっかけはなんですか?

 日本の大学を卒業してすぐ、ヘルシンキにある大学に入学しました。2014年のことです。在学中、北欧全域でホテルや不動産を手掛ける会社にインターン生として入社し、ウェブセールスを担当。幸運なことにインターンシップ後もパートタイマーとして採用され、卒業直前にフルタイムの社員になることができました。卒業後もその会社で働き、最終的には北欧エリアのウェブセールスマネージャーとしてOTA(オンライン・トラベル・エージェンシー)を通じたビジネスの発展・促進に携わる仕事をしていました。
 旅行を通して新しい文化に触れることが好きだった私は、小さい頃からいつか「世界と日本を繋ぐ仕事」をしたいというぼんやりとした夢を持っていました。また、飛行機で国と国を繋ぐ航空業界への憧れも抱いており、キャリアアップを考えていたところ、フィンエアーの募集を見つけました。アジアとヨーロッパを繋ぐ仕事に魅力を感じ、応募。2018年の8月よりデジタルセールスのアジア・パシフィックエリア担当としてフィンエアー本社で働いています。

Q:日頃どういったことを心がけて業務に取り組んでいますか?

 デジタルセールスの発展・促進には、その地域の特色や文化、さらにお客様のニーズに沿ったサービスの提供が不可欠だと考えています。フィンランドとアジアは物理的に距離があるため、アジアでの出来事や流行などを肌で感じるのは困難です。そのため、各国のニュースを通して「浦島太郎にならない」よう心がけています。同時にデジタルテクノロジーの進歩に置いて行かれないよう努力しなければならないと、ひしひしと感じています。
 また、仕事柄色々な国や文化に触れることが多いため、様々な違いに対して寛容であることが大切だと思います。日本のみならず担当する様々な地域に暮らす消費者の観点から物事を捉えることが重要なため、ステレオタイプをなるべく消すことと、客観的な視点を持つことを心がけています。さらに、周りのフィードバックに耳を傾けて肯定的・否定的な意見両方を取り込むことで、自分の強みを活かし、欠点を見つめなおす勉強材料にしていきたいと思っています。

finnairヘルシンキから車で40分ほどで行けるPorvooという街がお気に入り。昔ながらの木造建築が多く、街並みもかわいらしいためリフレッシュには最適なんだとか

Q:今後の目標を教えてください

 個人としては、さらに知識を深め、広げ、経験を積み、小さい頃からの目標であった「世界と日本を繋ぐ仕事」を航空業界で続けていきたいと思っています。
 仕事の上での目標としては、地域ごとに異なるニーズに合ったサービス提供のために開発を進め、アジア・パシフィックエリアでフィンエアーのデジタルセールスの認知度を高めていきたいと考えています。特に日本はフィンエアーにとって最も重要なマーケットのひとつなので、私にとっても注力したい地域です。

Q:航空業界を目指す学生さんへ

 Be openminded !
 航空業界は想像以上に様々な職種・仕事がある、とても広い業界です。各分野のプロフェッショナルと出会える魅力も。航空業界への道は色々なところから繋がっています。広い視野と好奇心を持ち、何事にもチャレンジしてみてください。好きなことを見つけ、それを伸ばす努力をしてください。そうすれば、自ずと目標にたどり着くはずです。

 日本では「人と違う」ことをするのはとても勇気がいることだと思いますが、自分にしかできない強みを見つけて突き進むことで、世界で戦える人になると思います。私も日々精進中です。ともに頑張りましょう。

今回お話をうかがった方

フィンエアー
デジタルセールスアナリスト
リントゥマキ 智花さん

finnair

フィンランドの大学に在学中、ホテルや不動産を手掛ける企業にインターン生として入社し、卒業後は社員としてウェブセールスを担当。2018年8月にフィンエアーに入社。以来、ヘルシンキの本社にて勤務。

 

【リフレッシュ方法】

フィンランドは暗く長い冬に気が滅入りがちなので、長期休暇には光を求めて南下して、エネルギーをチャージしに行きます。週末は車で近くの街や森に。フィンランドは自然が身近で、仕事上がりに森をちょっと散歩なんてことも気軽にできるのでリフレッシュしやすい環境にあります。

 

【座右の銘】

「我が道を行く」
「意志あるところに道は開ける」
「Curiosity keeps leading us down new paths」

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