ケータリング・スタッフ
主な仕事内容
ケータリング・スタッフの業務は、機内食の調製はもちろん、機内へのセッティング、飛行機への運搬、搬入、そして飛行機が到着した後、機内食関連の用品を取り卸して、食器、カートを洗浄するところまでが含まれる。また、エアラインの機内サービス部門のスタッフとともに新メニューを企画したり食材を調達したりする。
機内食の調製というと、調理師免許を持っていなければいけないのでは?と思う人が多いかもしれないが、そんなことはない。実際に、短大・4年制大学の卒業者、高校卒業者など、さまざまな人々が活躍している。
また、外資系航空会社へ日本の雑誌を搭載したり、免税品を搭載したりするのも、ケータリングの仕事だ。加えて、ギブアウェイや機内誌、医療器具などの機内用品備品などの搭載も担当している。
ケータリング・スタッフになるには
ケータリング会社は、機内食の搬入や撤去などの際、各航空会社の社員とやりとりすることが多い。ほとんどのケータリング会社は、外資系航空会社の機内食を受託しているので、外国語の能力も求められる。企業によっては、面接で英会話能力を試す試験を実施している。ケータリング会社への就職志望者は、「TOEIC600点程度の英語力」を持っていると有利だ。
また、食品衛生管理や定時運航を守れるように搭載業務を行わなくてはならないので、責任感が求められる。