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航空会社の総合職

航空会社の総合職

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航空会社の総合職とは

“航空業界で働く人”といってみなさんがすぐに思い浮かぶのは、パイロットや客室乗務員、整備士など専門性の高いスペシャリストたちだろう。そうした専門性の高いスタッフたちが飛行機を安全に飛ばすために集結している航空会社。その航空会社がスムーズかつ有機的に機能するための舵取り役、それが総合職だ。

 

「総合職」と言っても、どんな仕事をしているのか分からない人も多いかもしれない。「総合職」とは、「航空ビジネス」という観点から、各部門をどう配置すればより業務効率がよくなるか、利益が上がるかを考え動かしていく職種だ。また、近年はLCCの台頭により航空券の低価格競争が激化したり、燃油価格が変動したりと、航空業界は大きな変革期に突入した。その中で独自の戦略や事業計画を打ち出し、顧客を獲得するために必要な方法を提案・実行していくのが総合職の使命だ。

総合職スタッフの仕事内容

航空会社の総合職は、大きく「事務部門」と「技術部門」の2職種に分けられる。ANAやJALなど大手エアラインをはじめ、国内エアラインのほとんどが、総合職をこの2職種に分けて採用している。

「事務部門」の総合職は、入社直後はおもに空港や営業所などで経験を積み、その後は管理部門、旅客管理部門、貨物事業部門、関連事業部門など、航空会社のビジネス全般に携わることになる。

一方、「技術部門」の総合職は、現場での経験を数年間積んだ後に、航空機の運航整備や機体整備計画、航空機やエンジンメーカーとの交渉など、専門性の高い整備部門の管理業務にあたる。

事務部門も技術部門も総合職は会社の将来を担う基幹社員であることに変わりはない。競争の激しい航空業界で会社が生き残るためにはどうすればよいか、常に将来を見据え、経営戦略を提案し、実践していくことのできる人材が求められる。

 

また、JALでは2019年度新卒者を対象とした採用から、「業務企画職(地上職 数理・IT系)」を募集している。この職種では、情報通信技術や統計学といった素養を活かし、JALグループが蓄積するビッグデータを分析しながら、路線計画や販売戦略、IT企画などを担うことが期待されている。さらにJALでは2020年度から、JALで業務企画職(総合職を含む)の業務に原則通算3年以上勤務した経験があり、なおかつライフイベントやキャリアプラン等を理由としてJALを退職後原則1年以上経過している人を対象に、OB・OG採用も開始した。


この「総合職」という職種は、日本のエアライン独自のポジションであることにも注目したい。外資系エアラインでは、「総合職」として募集が発表されることはめったにない。「営業スタッフ」「旅客サービススタッフ」「人事・総務スタッフ」というように、部門ごとにスペシャリストを採用するのが一般的だ。「総合職」としてさまざまな部署を経験し、ジェネラリストを目指すのならば、国内航空会社をねらおう。

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